第20章逆転:今度は彼女の番です

「どうして証拠なんて持っているのよ?」

サブリナの目に、ひゅっと怯えの色が走った。

――やはり、息子がどんな人間か、彼女はよくわかっているのだ。

だがすぐに気を取り直し、エミリーを嘲るようにしながら手を伸ばして、彼女の手からメモリーをひったくろうとした。

エミリーのほうが一枚上手だった。身をひるがえしてその手をかわすと、そばに立っていたエンバー巡査にメモリーを手渡す。

「これに、何が起きたのか全部映ってるわ」

自分に都合のいい内容でさえあれば、それで十分だった。

ヘイデンは冷えた顔でエミリーを指さし、吐き捨てるように罵った。

「いつ撮ったんだ? いつだよ! どこまでも腹黒い女だな...

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